vd171/vd-google は 2026-11-04 に v1.13 を公開した。root 権限のある Android 端末上で、RCS の状態や Google Wallet、Play Integrity などの Google サービス情報を端末内のデータベースから直接読み取って表示するアプリである。このバージョンの中心は、一部の端末で値が丸ごと空で返ってきた読み取り問題の修正にある。
まず、RCS の読み取りが正確になった。Google Messages と最新 Android(Android 17 を含む)で実際に正常に動作しているのに「接続されていません」と表示されていたケースが修正され、判定ロジックには provStatusPev2 の値が反映されるようになった。「RCS 対応連絡先」の件数も以往のように常に 0 になることはなく、rcs_remote_capabilities_cache の中で 3GPP 対応タグを持つ対象を数え、実際の数値を表示する。
タブ切り替えは左右スワイプで行えるようになった。アプリと WebUI のエクスポート結果は完全に一致するようになり、両方の出力に個人データを含まない任意選択の診断セクションがある。診断セクションには、SQLite のバージョン、読み込んだテーブルの一覧、連絡先と RCS メッセージ件数、対応キャッシュの鮮度統計など、読み取りの成功を確認する値が含まれている。build.gradle.kts のバージョン表記は versionCode 15 から 16、versionName 1.12 から 1.13 に上がり、arm64-v8a と armeabi-v7a 用の sqlite3 バイナリが新たに同梱された。
ただし、この変更はアプリの解釈方法を直したものであり、外部で交差検証した結果ではない。診断セクションも同じ端末上で読み込まれた値の要約にすぎないため、相手が実際に RCS を使えるかどうかまでは教えてくれない。「可用性」「ステータス」「機能」の各行はキャッシュ値なので、「No」や「0」が表示されたとしてもリアルタイムの状態ではなく、Connection 行を基準に見るべきだという案内が付いた。abiFilters には x86_64 も含まれているが、今回追加された sqlite3 バイナリは arm64-v8a と armeabi-v7a の 2 種類のみである。対応端末の範囲と検証手順はリリースノートに記載されておらず、ライセンスとリポジトリの統計も併せて明かされなかった。変更内容は GitHub の vd171/vd-google コミット 6dba596 に含まれている。