pushkinist/rmlx の最新コミット 4c6e22eb(2026-11-07)は開発用スクリプトの監査結果である。Apple Silicon 向け MLX 推論サーバのスクリプトのうち、何も実行しないファイルは削除し、似ている系統のスクリプトはモードやフラグを持つ 1 つのツールに統合した。ルールは scripts/README.md に書いており、make ci の check-scripts が検査する。
Bash ファイルは 115 個から 80 個へ、Python ファイルは 48 個から 53 個へ減った。ツール・モジュール・lib をまとめた規模は 128 ファイル 39,730 行から 85 ファイル 34,415 行に縮小した。一方、検証側は増えた。recall テストは 22,233 行から 32,349 行へ増え、新しく入った scripts-rules ゲートだけで 3,316 行である。フィクスチャは 203 個から 959 個へ、4 つのゲートが初めて recall テストを受け、GPU テストゲートには約 150 件のケースが追加された。
ツールの使い方も変わった。バイナリパスは --binary フラグ 1 つに統一され、RMLX_BIN、RMLX_BINARY、RMLX 環境変数は使われなくなる。相対パスや空の RMLX_HOME はシェルツールと Makefile レシピ、wikitext2_ppl.py が拒否する。スキーマカナリの証明は RMLX_HOME 配下の proofs/schema-constraint へ、Wikitext-2 キャッシュは cache/wikitext-2 へ移した。スモーク検査はより厳格になり、1 つも削られていない。serve_bench.sh、ssd_canary.sh、wikitext2_ppl.py は記録が残らなければ 75 で終わる。
一方で mlx-c 0.8 対応も同じコミットに入っている。rmlx-mlx は mlx-c 0.8 C API と Homebrew の最新 mlx-c、0.6 および 0.7 に合わせてビルドされ、0.8 が mlx_gather_qmm の sorted_indices の前に nullable な global_scale を追加した分、build_support.rs は関数の引数数とマーカー export で C API を判別し、別の形ならビルドを止める。実行時にも gather_qmm と SDPA ラッパーが C API の不整合を拒否する。ピンは mlx 0.32.3 と mlx-c 0.7.0 のままで、0.8 は make ci の 0.7 組み合わせと 0.8.0 ヘッダーを対象としたコンパイル専用の clippy と macos-26 ホストドビルドまでしか確認されていない。0.8 で GPU テストやモデルを実行した記録はない。ホストドビルドのジョブも、GitHub が macos-14 を提供しないため macos-26 に変わった。整理されたルールは CI で引き続きかかるため繰り返し実行の環境では安全だが、0.8 対応はコンパイルとビルドの水準にとどまり、実際の GPU パスの動作は 0.7 ピンを使っている間は確認されていない。