evener は、プロンプトを与えるとファイルの読み書き、コマンドの実行、コードの検索を行い、タスクが終わるまでサイクルし続けるコーディングエージェントである。2026年11月7日の GitHub コミット c67e7d6(https://github.com/prime-radiant-inc/evener/commit/c67e7d6d7463144359654e2b2540e07b2ee5e16f)は、このプロジェクトのモバイルネイティブアプリに、2画面構成の iPhone Duo の外部画面と内部画面の双方をサポートする機能を追加した。外部画面にはセッション一覧画面である Board だけが表示され、内部画面では Board の横に会話ペインが並べて配置される。
この分割は端末名ではなくウィンドウのサイズで決まる。両辺がともに 600 ポイント以上なら内部画面とみなされ、Duo の外部画面は 466×678 ポイント、内部画面は 669×951 ポイントである。Board はフォーカスを保ったまま検索・スクロール・リアルタイム更新の状態を続け、右側の会話ペインはネストされたナビゲーターが会話タイトル・戻る操作・セッションメニューを担当する。Board から開いた会話は分割画面に、共有や通知などのルートパスで開いた会話は引き続き全画面で開く。今回の変更は 19 ファイル、643 行の追加と 27 行の削除で構成され、duoLayout と DuoSplit、navigationRoutes が新しく追加され、Board 画面とスワイプジェスチャもあわせて修正された。
ただし、このアプリが 2 つの画面に同時に描画されることはなく、折りたたんだ姿勢でヒンジが確保している領域を避けて配置することもない。分割はビュー状態に留まるため、折りたたみを解除しても書きかけの草稿や送信待ち、読んでいた位置は失われない。設計文書ではアプリを縦向きに固定し、横向きはセーフエリア処理を完了させてから先送りすると明記しており、iPad 対応は引き続き保留の状態である。検証は iOS 27.1 ランタイムの iPhone Duo デバイス種別シミュレータ上で行われ、Xcode 26 ビルドではステータスバーやカメラ領域まで画面を拡張できないため、そのレイアウトは Xcode 27 ビルドが担当する。ビュー状態処理は整っているが、実機対応と画面品質はビルドツール側に残る段階と見られる。