bottomless/agent-duel は、コードを書く AI プログラムである2 つのコーディングエージェントが同じプロンプトで盲対決をし、ユーザーが結果を見せずに自分で選ぶ、ローカル実行のデスクトップアプリです。2026 年 11 月 6 日のコミット 4a5bf5b は、Electron 44 バイナリのインストールと Windows エンジンビルドの 2 箇所を直した変更です。
まず Electron 側です。Electron 44 は postinstall(インストール時に自動実行されるスクリプト)を廃止したため、別途用意した scripts/ensure-electron.mjs が毎回バイナリを直接ダウンロードして展開し、配置します。以前の postinstall が使っていた extract-zip は、Node 26 のような最新 Node では途中で止まり、アプリバンドルが frameworks と path.txt のない状態で残って 'Electron failed to install correctly' として失敗していました。今回は Windows でコマンドを 'tar' と呼ばず、System32 パスの tar.exe を直接指定します。Git Bash シェルでは PATH の前方に Git の GNU tar が先にヒットするため、zip パスの 'C:' をリモートホストアドレスとして読み取り、'Cannot connect to C: resolve failed' で落ちたからです。
Windows エンジンのビルドでは Bun のバージョンが 1.3.14 から 1.4.2 へ上がりました。OpenCode 2.0 の移植過程で arena-backend が Bun 1.4.2 とバージョン 2 の bun.lock へ移行し、macOS ジョブと CI はすでに 1.4.2 を使っていました。Windows ジョブだけが 1.3.14 のベースラインビルドを取得するため、'bun install --frozen-lockfile' が 'Unknown lockfile version' で失敗し、それによって beta.19 の Windows ビルドが止まりました。
変更は .github/workflows/desktop-release.yml と scripts/ensure-electron.mjs の 2 ファイル、総 19 行(追加 12 行、削除 7 行)に限定されます。アプリの対戦어나比較方法を変えた内容はなく、コミット履歴にも性能測定値もデプロイ結果もありません。つまり Windows ビルドパイプラインを戻した修正だと読むことはできますが、この変更が実際に何を変えたのかの判断はまだ早い狀いです。