TinyDB(msiemens/tinydb)は、外部依存もデータベースサーバーも 없이純 Python で書かれた軽量なドキュメント指向データベースである。ドキュメント指向データベースとは、表と列に分けるのではなく、1 つのドキュメントに情報をまとめて保存する方式である。TinyDB は小さなアプリケーション向けに dict 形式のドキュメントを保存する組み込み DB だ。別個のサーバープロセスを起動する必要はない。このリポジトリの GitHub リリース基準の最新バージョンは v4.9.0 である。ただしこのバージョンの変更履歴は示されておらず、何が変わったかは確認できない。
MIT ライセンスを使い、2013 年 7 月 12 日に作成されたプロジェクトである。現在のスターは 7571 個だ。目を引くのは、パッケージのインストールもサーバーの設定も不要という点である。小さなアプリケーションの中で dict 形式のドキュメントを保存し、簡潔な API で扱うことに焦点を置く。README は Python 3.8~3.13 と PyPy3 でテストしたと明かしている。ドキュメントの保存動作は Storage extension として直接追加でき、Middleware(保存方式を差し替えて差し込む中間層)経由でも変更できる。
ただしこのリポジトリはメンテナンスモードにある。README は状態が安定しており、大きな新機能や構造変更は予定されていないと明かしている。今後は機能を増やすより既存の動きを維持する方向に近い。研究記録のモメンタムスコアは 10 点満点基準 0.0 である。新機能を期待して選ぶ対象ではなく、大きな変化なく安定的に使い続けたい人に適した選択肢だ。