lsaint/aikito は、複数の AI エージェントが共有する永続的な作業スペース(durable workspace)と説明されているリポジトリです。2026 年 10 月 29 日のコミット cb5302b は「重複するリモートログ出力の修正」というメッセージで src/aikito/remote_cli.py の _follow_log 関数に手を入れています。
このリポジトリのリモート CLI は、ワーカーが残したログファイルを掴み、一行ずつ読んで標準出力へ転送する _follow_log 関数を持っています。関数は readline が値を返す間ループし続けるため、同じ内容が出力されることは二度以上ありえました。今回のパッチは、行を出力する直前に os.fstat でファイルディスクリプタの更新時刻(st_mtime_ns)を読み取るコードを 1 行追加しています。
検証は tests/test_remote_service.py に新しく追加された test_follow_log_does_not_replay_after_append テストが担当します。このテストは time.sleep を偽物に差し替えてループ回数を数え、最初のサイクルでログファイルに新しい行を追加し、続いて os.utime で更新時刻を 1 秒後にずらします。関数を最後まで実行し、もともとの行である"old line"が出力に残らないこと、および新しい行である"new line"がちょうど一度だけ現れることを確認します。コミット全体はファイル 2 件、30 行の追加、削除 0 行です。
ただし、このコミットが触れたのはログ追従パスの一箇所だけで、リポジトリの構造や性能への影響を示す資料はありません。同じファイルにはログローテーションを扱う test_follow_log_handles_rotation テストがすでに残っており、ローテーションと重複出力がどう絡むのかは、今回の資料だけでは確定できません。コミットメッセージは修正した事実のみを述べており、再現条件・性能数値・リリース版は述べていません。局所的な出力パスの修正であったため、リポジトリ全体の挙動が変わったと見なすのは早計であり、重複出力が実際に消えるかどうかはコードから推測できるにとどめ、確認が残る点があります。