jakeatx/llamampere は、Ampere 系 GPU、特に RTX 3090 および 3090 Ti で llama.cpp のパフォーマンスを引き上げることを目指すフォークである。2026 年 11 月 5 日に、このリポジトリに v0.6.2.2 のマージコミットが入った。これは PR #84 のマージであり、内容はランチャーが PLE プロンプトプリフェッチをこれ以上強制しないようにする変更である。
プリフェッチとは、プロンプトを読み取る際に必要なページを先取りしておく動作である。削除された設定はワーカー 2 個を使うマップページプリフェッチ(fault モード、LLAMA_PLE_PF_AHEAD=1000000)で、現在はエンジンのデフォルトであるオフの状態のまま残る。LLAMA_PLE_PREFETCH=N を指定すれば、読み取りワーカー N 個を設定して復活させることができる。GitHub コミット 1c34224 のメッセージは、この変更により 100K トークンのプロンプト読み取りが約 30~45% 速くなったとしている。
コミット統計は 5 ファイル、1 行の追加、4 行の削除として記録され、提示されたパッチでは flash-next.env 1 ファイルから 4 行が削除され、1 行が追加されている。30~45% はメンテナーがコミットメッセージに記した主張であり、比較ベンチマーク表や測定環境は併せて提示されていない。ライセンスについてもこの記録には記載がない。
したがって、この変更は機能追加よりもデフォルト値の調整に近い。プリフェッチをオフにする方がプロンプト読み取りに有利だという判断が共有されたことになり、望めば元に戻せる形も残されている。リポジトリの説明は、262K フルコンテキストと 12GB 設定で 200K 超のコンテキストをサポートすると明言している。ただし、その条件下でこの変更がどの程度の差を生んだかは、記録だけでは確認しにくい。