AstraBox 0.1.14 は 2026-11-06 に公開された。colton-z/astrabox は Claude Managed Agents のオープンソースのセルフホスト代替であり、Claude Code・Codex・Hermes・DeepSeek Harness・Pi を自分のインフラ上のマネージドエージェントとして動かすプロジェクトである。今回の版の中心は Satori 連携だ。Satori v1 の HTTP および WebSocket エンドポイント `/api/satori/agents/{agent_id}/v1` が追加され、外部チャットアプリがエージェントを呼び出して対話できるようになった。コミットは 30 ファイル・5201 行に及んだ(4965 行追加、236 行削除)。
チャンネル 1 つは呼び出し側が所有する会話であり、デプロイ側の identity resolver が呼び出し側の身元を確認する。再接続したクライアントは、どの replica からでも共有データベースからイベントを受け続き受信できる。添付送信も一緒に追加された。Satori の呼び出し側は標準の `upload.create` と resource 要素で画像とファイルを送信でき、Discord のような組み込み Satori アダプターが付いたチャンネルメッセージでも受け取れる。画像はエンジンの画像入力として入り、ファイルは会話ワークスペースの `uploads/` 配下に保存され、1 メッセージあたり最大 10 個、各 25 MiB 以下に制限される。
リリースにはリリーステストで判明した不具合4件も含まれている。Satori のイベント接続が 250 ミリ秒ごとに自身の書き込みトランザクションで feed 行を upsert でロックし、データベースロックに並び待っていた方式は、プロセスごとに feed を1回だけ処理する方式に変更された。Hermes ブリッジのポートを他のプログラムが占有すると 300 秒の起動予算を使い切り、失敗理由がサーバーログにのみ残されていた問題は、受け取った HTTP ステータスと対処方法まで表示される復旧必要として報告されるようになった。ランタイムの attach 中にメッセージ送信が最大 5 分待機していたロックは、判断と結果の投稿範囲に絞り込まれた。Hermes が保存中に profile ファイルを削除して状態保存に失敗していた問題(チェックポイント後に WAL SQLite が削除する場合)も解消された。モデル credential の配信所有者が変わった会話では、代替ランタイムがネイティブ会話を引き継ぎ、待機中のメッセージを保持し、以前の応答は `MODEL_DELIVERY_CHANGED` の失敗として記録される。会話一覧とヘッダーには、タイトルの横に Agent 名が表示され、Agent ページへリンクされる。
ただしアップグレードには前提条件がある。サーバーイメージと Assistant(Hermes)サンドボックスイメージは一緒に上げる必要があり、他のサンドボックスランタイムイメージは 0.1.13 のままだ。外部永続化プロバイダーは Satori イベント位置と staged input・チャンネルメッセージ添付のスキーマを自分で適用しなければならない。Satori エンドポイントは委譲実行の身元を検証する `WebIdentityResolver` に依存しており、組み込みのシングルユーザー resolver を信頼できない呼び出し側に公開してはならないと明記している。リリースノートには性能数値や規模比較がないため、改善幅を測るのは早い。複数のコーディングエージェントを自分のインフラでマネージド運用し外部チャットアプリと接続する環境に近いが、複数ユーザー運用へ広げるには身元 resolver の設定が先行する。