GitHub リポジトリ assetnote/php2shell-scanner は、PHP アプリケーションにおける php2shell 系の2つの脆弱性(CVE-2026-109618 と CVE-2026-109619)を検出するコマンドラインスキャナーです。リポジトリの説明では、高精度の検査ツールとして紹介されています。Python で書かれており、MIT ライセンスを採用しています。公開された正式リリース情報はありません。このツールは制御リクエストを送信した後、段階ごとにマルチパートリクエストを続け、レスポンスに基づいて脆弱性の兆候を判定します。
この検査方式は、脆弱な動作を直接確認することに重点を置いています。判定には、PHP のメモリ枯渇エラーやワーカー失敗など、定められたレスポンスが使われます。リクエストを順番に送信し各段階のレスポンスを確認するため、公開されているバージョン番号だけを確認する検査とは異なります。PHP の実行方式に合わせた判定も行い、公開されているバージョン情報も併せて確認します。したがって結果を解釈する際は、当該 PHP 環境の動作とバージョン情報を併せて考慮する必要があります。
ただし、一部の PHP 設定では誤検知が生じることが示されています。脆弱性の兆候が見つかった場合でも、インストールされている PHP のバージョンとベンダーが適用した修正は別途確認する必要があります。試験リクエストがネットワークに影響を与える可能性があることも文書化されています。したがってこのツールは、単独で安全性を確定するのではなく、対象環境を踏まえて結果をレビューするための専用点検手段に近いものといえます。