altumptic/paranoia は PE、ELF、Mach-O バイナリをローカルで解析する公開の逆解析ツールである。リポジトリに記録された最新リリースは v0.3.0 だが、提供された情報にはこのバージョンで新たに追加・変更された内容が示されていない。Rust エンジンは逆アセンブリ、制御フローグラフ、擬似コード、クロスリファレンスを提供する。ライセンスは Apache-2.0 である。
このプロジェクトは解析結果をデスクトップアプリ、コマンドライン、ブラウザ向けビルドで扱える構成になっている。エンジンはネットワーク接続なしで動作し、Windows の実行ファイルに使われる PE と、Linux・macOS の実行ファイルに使われる ELF・Mach-O 形式に対応する。サポートするアーキテクチャは x86、x64、AArch64 である。制御フローグラフは、プログラムの実行経路を関数と分岐の関係として表した図である。README は shell32.dll の関数 24,500 個と命令 150 万個を 0.5 秒以内に解析したと述べ、破損した入力を対象とするファジングも実施すると説明している。
ただし解析速度の数値は README に記載されたプロジェクト自身の測定結果であり、提供された記録には比較基準や独立した検証結果はない。完全なデコンパイラ、関数シグネチャデータベース、Python スクリプティングは README では今後の計画として分類されている。したがって現時点で確認できる範囲はバイナリ解析と結果の表示であり、より完成されたデコンパイル機能や拡張機能は提供済みとして確認できない。