tanzhouhu/pdf-figure-vector は、学術論文 PDF の図を自己完結型のベクター SVG と編集可能な PPTX に変換する Python ツールである。PDF 内の図形を描き直してフォントと画像を埋め込んだ SVG を生成し、PPTX はスライド上で図形を直接編集・描画できる形で保存する。元の要素順序と重なり順序(z-order)はそのまま保持する。
単独の PNG/JPG/WebP/BMP/TIFF 画像も、VTracer ベクタートレーサーを経由して SVG や PowerPoint ネイティブのフリーフォーム形状を用いた PPTX に変換できる。Claude Code と Codex で利用できる Skill も併せて配布されている。抽出、リアルタイムプレビュー、PDF レンダリング結果とのピクセル単位比較をひとつの作業フローで確認でき、README にはフォント・画像の埋め込み方式、抽出とプレビューの手順、ピクセル比較とスライド検証の方法が説明されている。
ただし写真のトレース結果は近似値にとどまり、生成されたスライドファイルが大きくなったり処理が遅くなったりすることがある。リポジトリのツリーではテストスイートが確認できないため、品質評価は保守的に留めている。ライセンスの記載はなく公開リリースも存在せず、スターは 52 個である。図式を編集可能なスライド形状として再構成し、元のレンダリングと比較する作業フローが特徴である。高完成度のグラフをそのまま移植する用途については、まだ判断が早い。