robotwebtools/rosbridge_suite は、ROS(ロボットオペレーティングシステム)のトピックとサービスを JSON(JavaScript オブジェクト表記法)で公開するブリッジサーバの集まりである。rosbridge v2 プロトコル、すなわち第2世代の仕様に対応したサーバ実装であり、外部クライアントが JSON メッセージを送信して ROS トピック(メッセージチャネル)を publish・subscribe したり、ROS サービスを呼び出したりできる。トランスポート層としては WebSocket と TCP をサポートする。
このリポジトリは、ROS とウェブアプリケーションをつなぐ実行時接続レイヤーの位置にある。外部アプリがロボットのトピック・サービスと通信するための通路であり、rosbridge_library は JSON 文字列に応じて ROS パブリッシャ・サブスクライバとサービス呼び出しを制御する Python API を提供し、rosbridge_server はその API を WebSocket サーバとして公開し、rosapi は ROS メタ情報の取得と Parameter Server との相互작용のためのサービス呼び出しを提供する。実装言語は Python、ライセンスは BSD-3-Clause、GitHub のスター数は 1252 個である。
ただし現在の状態は、リポジトリが残した説明だけでは判断しにくい。README はコンポーネントとトランスポート層を示すのみで、性能指標やユースケース比較は載っておらず、最新のリリース情報も示されていない。2012年10月16日に作成されたプロジェクトという事実だけでは、維持されているかどうかは分からない。ROS ブリッジレイヤーを組み込むことを検討するなら、まずリポジトリの最近のコミットとイシューを確認する価値がある。