chrisryugj/kordoc の GitHub リリース v4.22.5 が 2026 年 10 月 16 日に公開になった。このリポジトリは HWP・HWPX・PDF・Office 文書を Markdown に変換するツールで、コマンドラインで実行する CLI と、AI アプリケーションが読み込む MCP サーバーを一緒に配布する。今回のバージョンでは文書組版と PDF 抽出の表・記号処理を修正し、再現・品質資料を更新した。
このリポジトリの範囲は、韓国語の文書形式である HWP・HWPX を直接扱える点にある。文書から Markdown への変換機能に加えて、書式の決まった空欄に値を入れるフォーム自動入力と、2 つの文書の差分を比べる新旧対照も提供する。組版と PDF の評価指標の変化を数値で示しているのも今回のリリースの内容だ。再現・品質資料を更新し、組版と PDF 抽出の結果を同じ条件で再び確認できるようにしたのも、このバージョンの変更に含まれる。GitHub スターは 2502 個だ。
ただし、このリリースは PDF・組版・光学文字認識(文字画像を文字として読み取る技術)の完全な処理はまだではないと明記している。組版と PDF の評価指標がどの文書サンプルから得られたのか、表と記号の修正がどこまで適用されているかは、示された情報からは確認できない。指標が数値として示されているというだけでは、文書変換品質の一般的な基準値として受け取ることはできない。表と記号の多い実文書を実際に投入してみるまで、どこまで動くのかは分からない。扱う形式とサンプルを先に決めておき、個別に確認するのがよい。