reason-machines/reason-network は、チームのコーディングエージェント同士を通信させる Rust エンジンです。リポジトリの説明はこれを `reason network` のエンジンとして紹介しており、確認できた最新リリースは v0.10.5 です。提供された資料には、このバージョンで新たに変更された具体的な項目は記載されていません。
README によると、各コンピューターに小さなデーモンを実行することで、サーバーなしでチームのエージェントセッションを相互に接続します。セッション一覧には担当者、リポジトリとブランチ、忙しい/待機の状態、進行中の作業が表示され、対象のエージェントにメッセージを送信できます。エージェントに提供される MCP ツールは list_team、send_message、check_inbox の 3 つです。状態はエージェントのタイトルと ToDo リストから取得するため、別途の状態報告は不要です。Claude Code、Codex、opencode、pi、Reason はセッション中にメッセージを受け取り、アイドル状態のセッションを起動しますが、Cursor、Gemini、Copilot は次のステップで受け取ります。
この方式の核心は、複数のエージェントの作業コンテキストを共有し、直接連絡できるようにすることです。ただし資料には性能検証の数値は示されておらず、分散合意や暗号化といった設計も確認できません。したがって、検証済みの分散システムと呼ぶより、セッション状態をつなぐコラボレーションエンジンと捉えるほうが正確です。