GitHub リポジトリ postgrest/postgrest の最新リリースは v16.5 だ。PostgREST は、すでに存在する PostgreSQL データベースのスキーマを読み取り、REST API として公開する独立サーバーである。リレーショナルデータ用の CRUD サーバーを別途書かずに、データベースだけでサービス層を構成する方法だ。Postgres データベースがあれば接続できるため、特定のバックエンドには縛られない。v16.5 で何が変更されたかは、提示された資料にリリースノートがないため確認できない。
README は、PostgREST が既存の PostgreSQL データベースから完全な RESTful API を提供すると説明している。実装は Haskell と Warp で行われ、JSON シリアライゼーション(データを JSON 形式に変換する処理)、データ検証、認可(誰がどのデータにアクセスできるかを定めること)を可能な限りデータベースに委ねる。トークンで本人確認を行う JWT 認証、API バージョンをデータベーススキーマで管理する方式、OpenAPI 仕様から生成されるセルフドキュメンテーションにも対応する。実装言語は Haskell、ライセンスは MIT で、リポジトリは 2014 年 6 月 13 日に開始された。スターは 27726 件と記録されている。
ただし、リサーチ記録のモメンタムスコアは 10 点満点中 1.9 と低く、新鮮度・技術・品質スコアは記載されていない。リクエスト処理量や応答時間を示す性能指標も、他の API サーバーとの比較結果も、提示された情報には存在しない。同時リクエストが多い環境やデータ量が大きい環境での挙動を説明する資料もない。性能面の根拠がない状態で導入をすぐ決めるのは難しい。PostgreSQL データベースをすでに使っていて、読み書き API の受け皿が必要なチームなら、検討する価値のある候補プロジェクトだ。