justaresearcher/gpu-unlock-ada は、NVIDIA グラフィックスカードのテンソル演算経路を変更する Linux カーネルモジュールとファームウェア生成ツールを提供する。v1.1.1 ではテンソル演算の発行率計測結果と、再現に必要な成果物・ハッシュを公開した。同一の電力上限条件において、TF32 の発行率は 1.99 倍、CUTLASS FP8 GEMM は 1.95 倍と示されている。これは命令発行率の計測結果であり、アプリケーション性能の向上を意味しない。
このプロジェクトの手法は、グラフィックスカードのファームウェア経路と Linux カーネルモジュールをまとめて扱うことだ。README には RTX 4090 と実験的な RTX 4070 Ti SUPER の単一デバイス計測結果と生の記録がリンクされている。そのため公開されている数値と再現資料をたどることで、特定カードのテンソル演算経路を調べることができる。実装言語は C、ライセンスは GPL-2.0 である。
ただし README も、一部の命令処理率の上昇が実際のアプリケーション性能に同じ幅で反映されない場合があることを区別して記している。実利用における GEMM 高速化は立証されていない。Windows 相关的移植も別の実験として扱われており、Linux モジュールのサポート対象と混同してはならない。現在の資料が支持しているのは限られたカードにおける発行率計測であり、実際の作業的性能向上には後続の検証が必要である。