neo4j/neo4j リポジトリは、ノード(node)と関係(relationship)でつながったグラフを保存しクエリするグラフデータベースだ。Java で書かれ、記録に残っている最新リリースは 3.2.0-alpha08 である。バージョン表示は alpha 段階で、この版については変更履歴もリリースノートも提示された資料にないため、何が変わったかは確認できない。
このリポジトリが扱うデータモデルはプロパティグラフ(property graph)だ。関係型テーブルの行や列の代わりに,互いにつながるノードとその間の関係を保存する。リポジトリのライセンスは GPL-3.0、主な言語は Java で、GitHub スターは 17347 個、作成日は 2012 年 11 月 12 日だ。
README は Neo4j を、ノードと関係からなる柔軟なネットワーク構造を扱う高性能グラフデータベースと説明し、書きやすいクエリ言語と ACID トランザクション(すべて反映されるか、すべて取り消されるかの保証)を提供すると明かしている。利用形態は完全托管型の Neo4j Aura と自分で運用するスタンドアロンサーバーの 2 通りで、データクエリ・可視化・分析のためのグラフツールも併せて提供する。開発者は Neo4j Desktop でローカルデータベースを扱えて、Community Edition は GPLv3 ライセンスのオープンソース製品だ。
根拠が浅い箇所も明確だ。パフォーマンスのベンチマークや実際の導入事例は資料にない。評価スコアは 10 点満点中のモメンタム(momentum) 2.9 だけが残っており、新規性(novelty)・技術(tech)・品質(quality)のスコアは示されていない。GPL-3.0 ライセンスの詳細条件と、完全托管型ソリューションである Aura の利用条件は、提示された資料にない。接続構造を中心とするデータモデルとして確認できる選択肢には近いが、実際の性能と採用の判断をこの記録だけから下すのは難しい。