capstone-engine/capstone は、機械語を人が読める命令に変換する逆アセンブルフレームワークである。リポジトリが公開した最新リリースは 6.0.0-Alpha11 で、このリリースの変更内容は提供された情報にない。ARM、ARM64、X86、RISC-V、Webassembly を含む複数のハードウェアアーキテクチャをアーキテクチャ非依存の API でサポートし、実装言語は C である。
このプロジェクトが対象としているのは、バイナリ解析とリバースエンジニアリングである。命令一覧を取り出すだけでなく、逆アセンブルされた命令の詳細と暗黙のレジスタ読み書き情報も併せて出す。つまり、どのレジスタが読まれ、どのレジスタが書かれるのかまで確認できる。複数の言語バインディングと複数のプラットフォームに対応し、ファームウェアや OS カーネルに組み込まれる環境とスレッド安全性について文書化している。README は、その性能がマルウェア分析に適していると明言している。リポジトリのスター数は 9119 だ。
ただし、判断が止まる地点は明確である。リポジトリのメタデータにライセンスの表示はなく、BSD ライセンスで配布されるという説明は README にあるだけだ。評価基準のモメンタム項目は 10 点満点中 1.7 と低く、新しさ・技術・品質項目は数値が示されていない。リリースの表記も Alpha11 であり、安定したバージョンだと断定するのは難しい。性能の数値やベンチマークも示されていないため、他のツールと優劣を判断しにくい。