Obsidian・Markdown の保管庫をどの MCP クライアントからでも検索可能にするセルフホスト型サーバー artexis10/exomem が、2026 年 10 月 16 日に v0.121.0 をリリースした。MCP(Model Context Protocol)は AI を外部ツールや資料と接続するために使われる仕様である。今回決まったのは 2 点だ。クラウドメディアエンジンの既定値がファーム(farm)単位になり、1 回のファーム切り替えで各セル(cell)にアーティファクト仲介が提供される。リリースノートにはこの 2 つの変更がそのまま記されている。
exomem は、データの形式と管理基準が定められたコーパス(corpus)の上でハイブリッド検索を行う。検索対象はテキストにとどまらず、PDF、Office 文書、画像、オーディオまでを含む。リポジトリの紹介は 50k ノートで 1 秒未満という数値も示している。ファイルはそのまま通常の Markdown として残り、別の保存形式を必要としない。セルフホスト型サーバーでありつつ、ファイルを Markdown のまま保持する構成がこのプロジェクトの目立つ点である。
ただし、1 秒未満という数値はリポジトリ自身が示したものであり、独立に確認した資料はない。ライセンスも個別のベンチマークも、公開されている資料には含まれていない。リポジトリのスターは 10 個だ。ファーム、セル、アーティファクト仲介という新しい経路については、リリースノートに用語の定義も利用手順も載っていない。そのため検索機能は紹介された範囲内で読み取ることができるが、新しいエンジン経路が実際に何を提供するのかは、リリースノートだけでは判断しにくい。