topoteretes/cognee は、セッションをまたいで持続する長期記憶をエージェントに提供する無料のオープンソース AI メモリプラットフォームだ。Python で書かれており、Apache-2.0 ライセンスで公開されている。最新リリースは v1.6.5。
このプロジェクトが扱うのは、会話の中で一度流れた内容を後はこちらでもう一度使うことである。ドキュメント・コード・会話を自己ホスト可能なナレッジグラフ(knowledge graph)に変換し、検索して再利用する。ナレッジグラフとは、複数の対象とその間の関係をグラフ形式で保持するデータ構造のことだ。README は API キーなしでローカルモデルを使ってテキストを保存し検索できると説明している。リポジトリの説明も、小さなモデルでエージェントの長期記憶を作れると述べている。記憶を扱う操作として remember、recall、improve、forget の 4 つが用意されている。リポジトリは 2023 年 8 月に作成され、スターを 32597 個集めている。
ただし確認できる範囲は限られている。提供された情報には v1.6.5 の変更一覧とリリースノートがないため、今回のリリースが何を変更したのかは分からない。検索精度や応答速度、記憶がどれだけ蓄積するかを示す比較数値もない。評価スコアは Momentum の項目のみ 6.7 点が記入されており、残りの 3 項目は資料にない。長期記憶を必要とするエージェントにとって、検討に値する候補として残る。導入を決めるには、リリースノートを自分で確認し、自前の環境で検証する必要がある。