paperless-ngx/paperless-ngx は、すべての文書をスキャンしてインデックス付けし保管する、コミュニティ支持的文書管理システムである。実物の文書を検索可能なオンラインアーカイブに変えるプロジェクトであり、最新リリースは v3.3.3 である。
文書が入ってくると OCR(光学文字認識)で文字を抽出し、本文とメタデータをインデックス付けし、タグと分類、アーカイブまでをひとつの流れで扱う。スキャンした文書をひとか所に集め、あとから本文とメタデータで取り出すことがこのシステムの中核である。README は、このプロジェクトが従来の Paperless および Paperless-ng の公式後継プロジェクトであると明言している。
最も手軽なデプロイ方法として docker compose を案内し、機能説明とともにインストールと移行の手順も 담고いる。実装言語は Python、ライセンスは GPL-3.0 である。リポジトリは 2022-02-12 に作成され、スター数は 46948 個と記録されている。
ただし、留意しておくべき限界がある。README は、情報が暗号化されずに平文で保存されるため、信頼できないホストで実行してはならないと警告している。平文のまま残る保存方式なので、個人の管理する端末や自社サーバー内で使うことが前提となる。v3.3.3 の変更内容をまとめたリリースノートは提示された資料にない。リサーチ記録のモメンタムスコアは 10 点満点で 6.6 であり、新鮮さ・技術・品質の各スコアは与えられていない。インデックスの精度や処理性能を測る手段も現状ない。したがって個人文書の保管用として参考資料に留め、導入を検討するなら v3.3.3 のリリースノートを直接確認するのがよい。