openai/evals は、大規模言語モデル(LLM)と LLM で構成したシステムを評価するフレームワークであり、公開評価レジストリでもあります。評価(eval)とは、決まった項目でモデルをテストすることを指します。Python で書かれており、2023 年 1 月 23 日に作成されたリポジトリで、GitHub スターは 19621 個です。本記事の情報源は GitHub の openai/evals リポジトリです。
このリポジトリには 2 つの軸があります。1 つは OpenAI モデルの様々な側面をテストする評価を集めた公開評価レジストリで、もう 1 つはユーザーが自作した評価を実行するフレームワークです。レジストリはオープンソースとして公開されたベンチマーク一覧であり、その上で社内データに合わせたカスタム評価を実装して実行できます。README では、データを公開せず業務フローに沿ったプライベート評価(private eval) も作成できると説明しています。評価は OpenAI Dashboard で設定・実行できるとも案内しています。
確認しておくべき限界もあります。公開リリースがないため最新バージョン番号を特定できず、ライセンスは NOASSERTION と記載されているため、再利用の条件は別途確認する必要があります。観測されたモメンタム指標も 10 点基準で 2.1 と低いです。実際に動かすには OpenAI API キーと Python 3.9 以上が必要なので、公開評価の範囲とプライベート評価の実装方式を先に確認してから導入可否を決めるのが妥当です。