libusb/hidapi はアプリケーションが USB と Bluetooth の HID 機器と通信できるようにする、C で書かれたマルチプラットフォームライブラリである。HID(Human Interface Device)は人が操作する機器が入力を伝える機器分類である。対象は Windows、Linux、FreeBSD、macOS であり、リポジトリに記録された最新リリースは hidapi-0.15.0 である。
このライブラリの目的は、OS ごとに HID 機器を扱うコードを別々に書くことなく、単一の API で複数プラットフォームで使えるようにすることである。README では、HIDAPI を共有ライブラリとしてビルドする、またはプラットフォーム別の単一ソースファイルとヘッダをプロジェクトに取り込んで直接インクルードできると説明している。入力・出力・機能レポート(feature report)をやり取りする API を提供し、バックエンドは Windows の hid.dll、Linux の hidraw、libusb-1.0、macOS の IOHidManager に分かれる。機能レポートは機器の設定値をやり取りする経路である。リポジトリは 2019 年 6 月 4 日に作成され、記録されているスター数は 2291 である。
ただし確認できない部分もある。提供された資料には hidapi-0.15.0 の変更内容が含まれておらず、今回のリリースで何が変わったかは知れない。ライセンスは NOASSERTION と表示され条件が特定されておらず、性能の数値やベンチマーク結果も示されていない。モメンタムスコアは 10 点満点基準 1.7 で、新規性・技術・品質の各スコアは資料にない。したがって新しい機能を期待するより、いま扱っている HID 機器がサポート対象に含まれるか、ライセンス条件をまず確認するプロジェクトとして捉えるのが適切である。