jankotek/mapdb は、Java のコレクションインターフェースを使ってマップ・リスト・キューを扱う組み込みデータベースエンジンのリポジトリである。ディスクストレージとオフヒープメモリ(Java ヒープ外のメモリ)をストアとして動作する。公開されている情報にはリリースバージョンが記載されておらず、このリポジトリがどのバージョンとして配布されたかは確認できない。
MapDB の要点は、見慣れたコレクション型とストレージエンジンがひとまとめにされていることにある。Map、List、Queue の代わりになりうるストアをアプリケーション内に置き、off-heap コレクションはオフヒープメモリを使うため、GC(ガベージコレクタ)の動作サイクルとは独立して扱われると README は説明している。対応項目には、期限切れ(expire)とディスクオーバーフローを備えた多段キャッシュ、トランザクション、MVCC、差分バックアップが含まれる。MVCC(マルチバージョン並行性制御)はデータの複数バージョンを保持し、読み取りと書き込みが互いを妨げずに並行して動く方式である。ライセンスは Apache-2.0 で、スターは 5054 個を集め、2012 年 8 月 17 日に作成された。
ただし、示されているのは機能一覧だけである。他の組み込み DB との比較での性能数値も、実際の JVM において off-heap コレクションがどれだけ有利になるかを示す資料もない。公開されているスコアのうち momentum(モーメンタム)指標は 10 点満点基準 1.0 と低く、新しさ・技術・品質の各スコアは示されていない。言語表記も確認を要する。リポジトリ情報は Java である一方、README は Kotlin 実装と記載しているからである。機能の範囲が広く Apache-2.0 ライセンスも備えた組み込みストレージの候補として覚えておく価値はあるが、2012 年 8 月 17 日に作成された経緯から、維持履歴と公開状況を確認してから選ぶのが妥当である。