fesens/opentpu は AI エージェントが設計したオープンソース AI アクセラレーターのリポジトリです。最新リリースはなく、Verilog で記述され、ライセンスは Apache-2.0 です。ハードウェア RTL、命令セット(ISA)、ビット精度のシミュレータ、カーネル言語のコンパイラ、ホストソフトウェアをすべて一か所にまとめています。特定の部品だけを公開したのではなく、アクセラレーターを構成し扱うハードウェアとソフトウェアの全体の流れを調べられるプロジェクトです。
リポジトリでは Kintex-7 PCIe カードで Qwen3、LFM2.5、Qwen3.5 を実行できるとしています。また、実際のカードでの実行結果がシミュレータとトークン単位で一致するとも述べています。README には DDR3-1066 基準のピーク帯域幅 17.1 GB/s とデコード時の帯域幅が示され、測定方法は 512 トークンのプロンプトの後にグリ디 방식으로 64 トークンを生成すると記載されています。RTL、シミュレータ、コンパイラ、ボードテストをまとめて公開しており、各々が噛み合った構造を確認できる点が特徴です。
ただし、スループットと帯域幅は作者自身の測定値です。独立した検証、元のログ、再現スクリプトは確認されておらず、性能の数値を確定した結果として受け入れるのは難しいです。したがって、このリポジトリはアクセラレーターの実装と検証の構造を検討する資料としては具体的ですが、公開された数値だけで実際の性能を判断するには根拠が限られます。